人生は短い。人間は本当に死ぬ。いつか、ではなく、それはもう確実にそれなりに近い未来に。だから何をしてもいいと思っていた。誰かを傷つけても痛みは保存され、結局人間の群れの中でぐるぐる回っていくだけだと本気で思っていた。
だけど実際はそうじゃなくて、ずっと殴られ続けていたから気付かなかったけど、自分の意志がすべて自分を都合良く動かせるわけじゃない。殴られた頬よりも殴った掌が痛いこともあることにようやく気付いた。いや、きっとそんなことはないのだろうけども、そう感じることがあるんだと。
俺は多分このまま生きていくんだと思う。人生の最終目標が幸せになることなら、案外簡単に達成できるかもしれない。でも、人生に納得することなら、俺にはもう不可能な気がしてきた。そんな馬鹿になることはできない。それを超越した存在にも。
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